2022.12.22

紙の目とは

みなさんは、紙の目を知っていますか?
知らないという人も多いでしょう。
この記事では紙の目について解説をします。

紙の目(紙目)とは紙を構成する繊維の向きのことを指します。
紙目、流れ目とも言います。

紙の目には縦目(たてめ)と横目(よこめ)があります。T目、Y目と表記されることも多いです。
縦目(T目)とは、全紙の長辺に対して平行に繊維が流れている向きのことで
横目(Y目)とは、全紙の短辺に対して平行に繊維が流れている向きのことです。
紙は目に対して平行に折り曲げやすく、きれいに裂きやすい性質があります。
紙の目を知ることは印刷や製本、折り加工などにおいて大変重要な要素となります。
折る方向と紙の目が平行になっている場合を順目(じゅんめ)と言い、
折る方向と紙の目が反対である場合を逆目(さかめ)と言います。
冊子はページをめくる方向と平行な紙の目の用紙を使用します。逆目の用紙を使用するとページがめくりにくくなってしまいます。
紙の目は印刷の仕上りに影響を与える重要なものとなるのでしっかりと理解しておきましょう。

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